なぜ今、投資なのか?

投資

本日はこのブログの主要な取り扱い情報である投資について少し考えていきたいと思います。

突然ですが、皆さんは投資というとどんなイメージがありますか?
投資をやったことがない方は、おそらく「稼げる」や「リスクが高い」と言ったイメージをお持ちの方が多いかと思います。
そのイメージは半分は正解、半分は不正解です。
一言で投資といってもその手法は非常に多種多様であり、伴うリスクも大小さまざまです。
投資は、適切にリスクをとり、目的にあった投資手法をとれば恐れることはありません。

ところで、なぜ最近になって「投資」という言葉をよく聞くようになったのでしょうか。
このページでは「なぜ今、投資なのか」について、3つの観点から記していきます。

▼その1:日本の経済成長率について


所得統計で確認出来る昭和31年以降の日本の実質経済成長率は、1970年度をピークとするいざなぎ景気までは約10%程度の伸びでした。
1955年度から1972年度あたりまでを高度経済成長期と言います。
その言葉からも分かるように、日本経済は1972年度までは諸外国と比べても負けないぐらいの成長を遂げていました。
しかし、1973年に第4次中東戦争の勃発に伴い、OPEC加盟国は石油製品の大幅値上げなどを実施。いわゆるオイルショックです。
こうして日本の高度経済成長と呼ばれる時代は終了し、実質経済成長率は4%程度まで低下しました。
1985年にはアメリカのドル高を是正すべく、プラザ合意と呼ばれる合意がなされ急激な円高が進みました。これにより、日本は一時円高不況となりましたが日銀の金融緩和政策によって、市場に溢れたお金の流入先として株や土地の需要が高まり、バブル経済の時代が到来したのです。
しかし、1989年頃から金融引き締めが行われたことがきっかけで、1990年代にはバブル経済が崩壊。その後の日本の実質経済成長率は1%台で推移しています。
ちなみに、韓国、アメリカの2021年における経済成長率がそれぞれ4.1%、5.9%なのに対して、日本の経済成長率はなんと1.7%という低水準です。
日本の経済成長は近年非常に低い水準で留まっていることが分かります。

▼その2:金利について


日本では1990年代前半までの金利は、現在の水準よりも高水準でした。
具体的には見ていきましょう。
今回は例として1990年の12月末の金利と2022年3月末で比較します。
1990年12月末の金利は6.08%だったのに対して
2022年3月末の金利は0.003%です。
お分かりでしょうか。今の金利、めちゃくちゃ低いです。。
1990年であれば100万円の預金に対して、1年で6万円の利息がつきます。
ご参考ですが、投資信託で運用した時の平均的な運用利率は3〜5%と言われています。
預金に入れているだけ、つまりノーリスクで現在のリスクを取って運用する商品よりリターンが大きかったのです。
一方で、2022年だと預金100万円の預金で1年の利息は30円です。。
預金に入れているのも馬鹿馬鹿しくなりますね。

▼その3:国内の社会保障制度の変容について

それでは最後に日本の社会保障制度の変容について見ていきましょう。
皆さんもご存知の通り、日本は急速な高齢化が進行しており、社会保障費が増加しています。
高齢世代が増えるということは、同じ金額の年金を支給し続けると仮定した場合現役世代の負担が増えることになりますね。
しかし、日本の生産年齢人口は減少傾向にあり、今の若者たちが年金を受け取る年齢になる頃には社会保障費で賄い切れず、年金額は今より減っている可能性も十分にあります。

「老後2000万円問題」の話を聞いたことがありますか?
これは老後の生活に必要な資金が2,000万円であるということを示した話です。
ところで、本当に2,000万円で足りるのでしょうか。
足りるはずがありません。
老後(65歳〜90歳としましょう)の生活に必要なお金は平均約26万円です。
年金で仮に月15万円受け取ることができたとすると自分で出すお金は下記のようになります。
(26−15)万円✖️12ヶ月✖️25年=3,300万円
最低限必要なお金でこれだけ必要です。万が一大きな病気になったら?
子ども、孫のライフイベントで資金援助をしてあげるとしたら?
もっと足りなくなることは容易に想像できますよね。
話は戻りますが、今の年金で15万円くらいです。
おそらく30年後はもっと減っています。自分でなんとかするしかないんです。

最後に

さて、ここまで3つの観点から今、投資が必要な理由を述べてきました。
政府もここ数年で「貯蓄から投資へ」という方針を大きく打ち出しています。
投資なしではやっていけない時代がすぐそこまで来ているのです。

「投資の必要性はなんとなく分かったけど何をしたらいいの?」という方はこのサイトを遠慮なく見ていってください。きっと役に立つ情報が見つかるはずです。

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