初心者必見!つみたてNISAの銘柄選びの4つのポイント!

勉強

ういっす!現役メガバンカーのケントです!

皆さんはつみたてNISAを利用していますか?また、使っている方はどの銘柄を積立てしていますか?

今回はつみたてNISAの銘柄選びの基本について、現役銀行員として述べていきます。

モッコ
モッコ

つみたてNISAは金融庁が選んだ銘柄だからどれに投資しても良いんじゃないの?

ケント
ケント

確かに、金融庁が選んでいるという点では

つみたて投資に向いている点は担保されているね。

ただし、商品性は1つ1つ違うんだ。

だから、自分でもよく考えて買うべきなんだね。

投資初心者でもこれさえ読めば安心!つみたてNISAの銘柄の選び方!

  • 投資の基本!”分散投資している”銘柄に注目!
  • アクティブファンドよりインデックスファンドに投資すべし
  • 信託報酬が安い銘柄を選ぼう!
  • 意外に重要!純資産総額の大きさも判断材料に!

初心者はこれだけは知っておいて!つみたてNISAの銘柄選びにおける4つのポイント

つみたてNISAは長期積み立てによってリスクを分散しながら将来に向けて資産形成していくことができる、まさに「投資の第一歩」とも言える制度です。月額1,000円など、少額からでも積み立てを行うことができる点も初心者向けと言われる理由ですね。

しかし、いくら少額でできるからといってもどんな銘柄でも良いわけではありません。
将来の自分の資産が減るリスクは出来るだけ小さくしておきたいですよね。

私も職業柄、たくさんの人からお金に関する質問や相談を受けます。
その中でも圧倒的に多いのがつみたてNISAの名柄の選び方です。

では早速ですが銘柄選びのポイントを見ていきましょう。

投資の基本!”分散投資している”銘柄に注目!

これは投資の基本とも言えることですね。
そのファンド(=銘柄)が何に対して投資をしている銘柄なのかということを理解しましょう。
といってもどこを見れば良いのかわからないですよね。
大丈夫。一緒にゆっくり見ていきますよ。

ここでは実際に存在する銘柄を例として考えてみます。
下記の2つの銘柄について考えていきましょう。

  • SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
  • ニッセイ・インデックスパッケージ(国内・株式/リート/債券)

おっと、ちなみにこの2つの銘柄についての情報を見たいときは下記のように検索!詳しい情報をわかりやすく書いてくれていますよ。

それでは1つ1つ見ていきましょう。

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド

このファンドはその名の通り、全世界の株式に対して投資を行う銘柄です。厳密にはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)という指数に連動する運用成果を目指す投資信託ですが、ここでは「全世界の株式に投資するんだ」という認識があれば十分です。

つまりこのファンドは投資対象国→全世界に分散、投資対象→株式のみと限定的、というように理解できるわけですね。

上記で説明したことは、そのファンドの運用方針というページに書いてあります。


ニッセイ・インデックスパッケージ(国内・株式/リート/債券)

次に2つ目のファンドについて見ていきましょう。
このファンドは国内の株式、リート(不動産投資信託証券)、債券に投資を行うファンドです。
ご参考までに、割合は債券が70%、株式が15%、リートが15%です。

ケント
ケント

さっきのファンドと何が違うかわかるかな?

モッコ
モッコ

さっきのは全世界だったけどこれは国内って言ってる!
それに投資対象も少し違うね!

皆さんもお分かりでしょうか?

こちらのファンドの投資対象国→日本のみと限定的、投資対象→債券、株式、リートと分散していますね。

このように投資対象はファンドによって違うため、それぞれのファンドの特徴をしっかりと理解した上で決めないといけません。

ちなみに私は全世界株式をお勧めします。理由は簡単です。
全世界株式であれば日本が深刻な金融危機に陥った場合でもある程度リスクが分散できるからです。

また株式であれば、さまざまな業種の株式に投資をする(飲食業界や建築業界等)ため、それだけで業種という観点では分散投資出来ていることになるからです。
よって投資対象についてはよっぽどの根拠と自信がない限りは、「分散できているか」という観点を取り入れてみましょう。

アクティブファンドよりインデックスファンドに投資すべし!

先ほどの章でもインデックスファンドという言葉が出てきましたね。

そもそもインデックスとはどういう意味でしょうか?
ここではインデックス運用とアクティブ運用について解説します。

インデックス運用アクティブ運用
概要市場のベンチマーク(日経やS&P500等の指数)に連動するような運用パフォーマンスを目指す運用スタイル。市場のベンチマークを上回るパフォーマンスを目指す運用スタイル。
メリット運用コストが低い短期的に見ればインデックス運用よりも高いリターンを得られる可能性がある
デメリット市場のベンチマークに連動するため
ベンチマークが下がれば下がる場合が多い
運用コストが高い

インデックスとは「指数」という意味です。そしてインデックス運用はその言葉の通り、市場のベンチマークとなる指数(インデックス:日経平均やNYダウ等)と連動するようなパフォーマンスを目指す運用スタイルのことです。

運用コストが低いのがメリットですが、その分値動きはアクティブ運用と比べて良くも悪くも小さいです。

対してアクティブ運用はどうでしょうか。アクティブ運用は市場のベンチマークを上回るようなパフォーマンスを目指す運用です。例えばNYダウが200ドル上がったとすると、アクティブ運用は400ドル上がるように運用するといった具合ですね。

ただし、インデックス運用と比べるとコストが高いのがデメリットです。

モッコ
モッコ

それぞれの特徴はわかったけど、結局どっちがいいの?

それはハッキリ言いますが、インデックスファンドがおすすめです。

ある研究機関がまとめたデータによれば、投資期間が長期であればあるほどインデックスファンド(特に全世界株式)がアクティブファンドよりも優れた運用成績をあげていることが分かっています。

よってつみたてNISAで銘柄を選ぶ際は、ぜひインデックスファンドを選んでみてください。

信託報酬が安い銘柄を選ぼう!

信託報酬とは、ファンドを管理・運用してもらうための費用と覚えておけば大丈夫です。
ファンドを保有している間ずっとかかる費用なので出来る限り安いものを選びましょう。

先ほどインデックスファンドがおすすめと言いました。市場のベンチマークと連動するということは、同じベンチマークに連動するように運用しているファンド2つの成績はおそらくそこまで変わりません。

だからこそ、コスト面で考えた時に安い方を取った方が良いということです。

意外に重要!純資産総額の大きさも判断材料に!

純資産総額。あまり聞きなれない言葉かと思います。簡単にいうとファンドの規模の大きさ(どれだけ投資家から買われているか)です。
ファンドの規模が大きければそれだけ運用の選択肢が増えます。
逆に規模が小さいと選択肢は減ります。

例えば10,000円でお菓子を買ってきてと言われた場合と、100円でお菓子を買ってきてと言われた場合を想像してください。
選択肢の数が全然違いますよね?

このように純資産総額が小さいと運用の選択肢が少なくなるため、大きい時に比べると運用成果が小さくなってしまう場合もあるのです。

よって、純資産総額はある程度大きな銘柄がおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?今回は初心者の方でもわかるようにつみたてNISAの銘柄選びのポイントについて話してきました。

最後にもう一度整理しておきます。

  • 投資先→分散が基本!全世界株式がおすすめ!
  • 運用スタイル→長期で投資を行うのであればインデックスファンド一択!
  • 信託報酬→信託報酬は経費!出来るだけ安いものを選ぼう!
  • 純資産総額→ファンドの規模。出来るかぎり大きいところで選ぼう!

皆さんも今回ご説明したポイントをもとに色々な銘柄をぜひ比較してみてください。

そうすればそれぞれのファンドの特徴が少しずつ見えてくるはずです。
今度は私がおすすめをする投資信託トップ5を書きますのでお楽しみに。では!

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